タートルロックの小言-その5

昨日夜、玄関開錠へ行きました。
いつも通り、到着前に電話をしてからの訪問です。
現場住所へ到着したところ、そこはとても新しいキレイなマンションでした。
” これはなかなか大変な作業になりそうだな ” と思いながらエントランスへ直行。
マンションにはオートロックがありました。
お客様らしき人影はなく、とりあえず、自動ドアの外側でお客様を待つことにしました。
約束の時間を過ぎても現れず電話してみると、どうやらご自分の玄関扉の前で待っている感じでした。
なんとか建物内には入れていたようです。

” あ~、下まで到着できましたか? じゃあ、上がってきてください。” と言われました。
オートロックを開けてほしいから、エントランスまで下りてきてほしいとお願いすると、
” なんで? 鍵屋なんだから開けて、上がってきてよ ” と。

我々鍵屋は共有部分を勝手に触ることはできません。 共有部分は大家・管理会社又は入居者全員の物です。
エントランスのオートロックやごみ置き場の鍵、裏口の鍵などは ” 共有部分 ” になります。
たった一人の入居者の同意だけでオートロックを触ったり、ましてや開錠など許されることではないのです。

と、上記内容をお客様にご説明し納得してもらい、1階まで下りてきてもらいました。
でも、下りてきた時のお客様の顔はかなり不機嫌でした。

オートロックは防犯の一つです。
不審者をマンション内に侵入させない為のとても重要な役割を持ったものです。
中には、”へ~、知らなかった。そうだったんだ!” と思う人もいるかもしれません。
もし、” なるほど ” と思っていただけたなら、面倒くさくても不機嫌にならず接してください。
よろしくお願いします。

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