玄関ドアの鍵解錠作業(八王子市別所にて)

“自分では無いが、お隣さんの家の鍵を開けてください”と入電がありました。
時計を見るとすでに深夜0時を回っていました。
そのお隣さんと話をしたかったので、代わってもらえるようお願いしたところ、“酔っている”とのこと。
これは結構面倒くさそうな感じがしました。
“どこの鍵屋もつかまらないので、頼むから来てほしい”とお願いされました。
正直、あまり気が進みませんでしたが、取りあえず、出動することにしました。
もちろん、現場で作業をしないでキャンセルになる可能性があることをお伝えして。。。
しかも、キャンセル料が発生すること。そのキャンセル料は最悪、今電話している隣人さんに払ってもらうことになるかもしれないこともお伝えしました。

深夜12時をすぎていたので、道は空いておりタートルロック本部から約30分ちょっとで到着することができました。
まず、電話をしてきたお隣さん宅へ最初に訪問。
電話をしてきた隣人さんと鍵を失くしたと思われる男性とお会いすることができました。
鍵を紛失した男性(実際のご依頼者)と少しお話をしたところ、その男性の状態は電話で聞いていたよりもひどくありませんでした。
待っている間にポカリスエットやコーヒーなどをたくさん飲み、少しでもアルコールを薄めるよう頑張っていたそうです。まあ、付け焼き刃ですが、やらないよりましですよね。
それでも疑念は払拭できず、作業をする前に色々質問をしました。
“鍵はどーしたのか?なんで自分の携帯で電話しなかったのか”などなど。
ご依頼者曰く、飲んだ帰りに電車の中にカバンを忘れてきてしまった。
鍵も携帯も会社のパソコンもカバンの中だった、とのこと。

運転免許証はあるし、住所も問題なし! 念の為、お隣さんの本人確認もさせてもらいましたが、こちらも疑う余地なし。
安心しました!!! 通常、泥酔などの場合、作業はしてはいけません。
例えば、泥酔していて会話がままならないとか、障害がある方(認知症、、)など、その時点で個人で正常な判断が困難な方の場合、作業はしないで引き揚げます。
まあ、今回は隣人さんがお立会人になってくれたので、なんとか作業できる条件が揃いました。
シリンダー自体はとても防犯性の高い鍵でしたが、鍵屋さんには色々な道具があります。
本格的に作業を始めて5分程で開錠完了しました。
作業的には短時間で終わらせることがきましたが、作業に入るまでの過程に時間がかかってしまいました。
飲み過ぎには気をつけてください。
それにしても親切なお隣さんでしたね。最近は隣にどんな人住んでいるのかわからないくらい、お互いがお互いに興味を持っていないし、会話もしないのに。
やっぱり隣人さんたちって、大事ですね。

(写真はイメージです)

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